大阪大学のオンライン授業実践事例一覧

画像システム論

オンライン教育ガイド
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担当教員 佐藤 宏介(基礎工学研究科)
履修学年 大学院修士課程
履修者数 35

授業形式

リアルタイム型動画講義:リアルタイム(基本的に教員の映像あり)で動画を配信

活用しているツール 

大阪大学CLE/Zoom/YouTube

成績評価として活用する予定のもの

ミニレポート
期末レポート

ある1コマの授業プラン

授業前 【教員】CLEに講義資料と参考資料、URLをアップロードし、学生に学習内容を伝える。
授業中 教員+学生リアルタイムZoom動画配信授業(90分)
授業後 【学生】課題(レポート等)をCLEに提出する。
次回授業 【教員】学生の課題に対して全体講評する。 
次回授業後 【教員】講評を確認し、復習する。

オンライン授業やブレンデッド教育をするにあたって工夫していること

  • ライブ感を高め、教員と学生とのリンケージを向上させるために、講義スライドの横に教員の姿を合成してリアルタイム動画配信している。技術的には、WindowsでWebカメラの教員像をXsplit VCamの子画面ウィンドウとして映し、その横に授業コンテンツのPowerPointウィンドウ(全画面表示ではなくウィンドウ内表示)やブラウザウィンドウを横に並べる。Zoomの画面共有「画面の部分」(画面共有選択メニューをベーシックから詳細に切り替えると選択可能となる)で、授業コンテンツとWebカメラ子画面とを左右に合わせて切り抜き配信する。Zoomの画面共有「バーチャル背景としてのPowerPoint」でも同様のことが行えるが、Webカメラの子画面がスライドの一部を覆い隠してしまうため採用していない。
  • アイスブレイクや基礎知識の確認等に、Zoomの挙手機能をクリッカー的に活用している。
  • インターネット上の参考資料やYouTube映像資料のURLをあらかじめCLEで提供しておき、授業時には教員PCのブラウザ画面を共有し、それら資料を視覚的に紹介することで、授業後の復習での参考資料へのアクセスを誘導した。

学生の反応

特段の反応は確認できていない。

オンライン授業やブレンデッド教育を進めるにあたって苦労したことや課題

対面授業時の期末試験での厳格な成績評価をオンライン試験でどう保証できるのかが悩ましい。例えば、他大学に所属する兄弟姉妹と自宅の一つの部屋を共有している学生が居たが(机が横並び)、平行して他大学がオンライン授業を開講している時に、大阪大学がどこまで当該学生の試験環境を制約(試験名目で兄弟姉妹をその部屋から排除できるのか等)できるのか、答えを持ち得ない。

オンライン授業やブレンデッド教育で悩まれている先生へのメッセージ

教材を洗練したくなるのは教員の性ですが、学生は非常に柔軟であるので、新型コロナ禍の緊急対応には、それを目指すよりも教材の幅の方を増やし、その選択や活用を学生に委ねるのが良いかと思います。

お問い合わせ先(教職員のみ)

  • ● CLEに関するご質問  →  cle-support[at]ecs.osaka-u.ac.jp
  •  * 学生は担当教員に相談するか、CLE上の学生サポートデスク掲示板でご質問ください。
    ● echoに関するご質問  →  echo360[at]celas.osaka-u.ac.jp
    ● その他のご質問  →  tlsc-support[at]celas.osaka-u.ac.jp