大阪大学のオンライン授業実践事例一覧

総合英語(2クラス)

オンライン教育ガイド
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担当教員 蔦田 和美(マルチリンガル教育センター)
履修学年 1-4年
履修者数 85

授業形式

オンデマンド型テキスト講義:講義資料(音声や動画はない)をアップロード
リアルタイム型動画講義:リアルタイム(基本的に教員の映像あり)で動画を配信
その他:オンディマンド型動画(学生のプレゼンテーション)をアップロード

活用しているツール 

KOAN/Zoom/大阪大学CLE

成績評価として活用する予定のもの

ウェブ上でのミニ試験
ウェブ上での期末試験
ミニレポート
毎回のコメントシート
プレゼンテーション

ある1コマの授業プラン

授業① 原則として、指定テキストの1ユニットを二週間で消化。

ユニット初日

【教員】指定テキスト内の問題(ユニットの前半)および教師作成の読解問題をCLEのテスト形式で提出。
【学生】テスト解答をCLEにて提出。

一週間後 【学生】テキストの担当箇所に関する音声付きスライドの提出(単学期に一人一回)。
【教員】提出されたプレゼンテーションをクラス全体にシェア。
一週間後~二週間後

【教員】Zoomによるユニットの内容に関する全体的なコメント。同時に同内容を資料としてCLEにアップ。メールにて質疑応答。ユニットの既習内容に関するテーマを設定してライティング課題として提示。

【学生】テキスト問題(ユニットの後半)をCLEのテスト形式で提出。ライティング課題提出。
以降はこのプロセスの連続。

 

授業② 社会情勢に関するプレゼンテーションとライティング

第一回目

【学生】社会情勢に関するプレゼンテーション(音声付きスライド)の提出(各週3-4名)(単学期に一人一回)。

【教員】提出されたスライドのクラス全体への共有。

【学生】各々のプレゼンテーションについての評価(言語面、トピックの適切性、スライド作成面を各々1-4で評価)と関連するエッセイ(約400ワード)の提出。

二週目 【教員】Zoomによる提出されたプレゼンテーションについてのコメント。および提出された学生による評価及びエッセイに関するフィードバック。
三週目以降はこのプロセスの連続。

オンライン授業にするにあたって工夫していること

  • 緊張感を維持するために、時間制限を設定したCLEのテスト(選択制)を活用。結果が数字として明確に表れるので、成績評価における公平性が保たれる。
  • 対面のように、自然な形での口頭によるコミュニケーションがとりづらいこともあり、社会テーマについて「考えて」「書く」というライティング課題を多く課すことによって、ライティング経験値を増やすことによって思考力を育成することに意義を持たせた。

学生の反応

  • ライティングに関するアンケート結果によると、ライティングにおける言語的側面以上に、書く前提となる「思考力」または「議論力」の不足を認識し、言語力向上の背景となる社会的知識の重要性に気づいた学生が多くいた。
  • これからも「考える」「書く」経験を増幅したいという声が多く聞かれた。

オンライン授業で悩まれている先生へのメッセージ

  1. CLEのテストは様々な種類があり、活用されることをお勧めしたいと思います。
  2. 学生の音声付きのスライドの共有は、相互の刺激にもなるので共有することは効果があると考えます。

お問い合わせ先(教職員のみ)

  • ● CLEに関するご質問  →  cle-support[at]ecs.osaka-u.ac.jp
  •  * 学生は担当教員に相談するか、CLE上の学生サポートデスク掲示板でご質問ください。
    ● echoに関するご質問  →  echo360[at]celas.osaka-u.ac.jp
    ● その他のご質問  →  tlsc-support[at]celas.osaka-u.ac.jp