担当教員 | 廣瀬 正彦(全学教育推進機構) |
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履修学年 | 全学年,院生 |
履修者数 | 117 |
オンデマンド型テキスト講義:講義資料(音声や動画はない)をアップロード
オンデマンド型動画講義:動画(基本的に教員の映像あり)をアップロード
大阪大学CLE/Microsoft One Drive
期末レポート
毎回のコメントシート
授業前 | 【教員】CLEに講義資料をアップロードし、学生に教科書の該当ページなど学習内容を伝える。 |
授業中 | 【学生】講義動画を視聴する。(45分) |
授業後 | 【学生】課題(レポート等)をCLEに提出する。 【教員】学生の課題に対してフィードバックをCLEに提示する。 【学生】フィードバックの内容を確認し、復習する |
対面授業でしたら、学生さんの反応を伺いながら臨機応変に講義を進めて行くことができますが、パッケージ系ですと全く、Zoom等でリアルタイムであっても限られた画面からの情報量は限られています。 基本的には完全台本を用意していくくらいの準備をしておかないと冗長になってしまいがちです。
また、そうした場合には対面授業に比して短い時間で同じ内容を伝達することができます。
オンラインの場合は集中力の持続時間がそう長くありません。対面講義時間の90分を半分くらいにまとめ上げるくらいの大胆な構成意図があるほうが学生さんには伝えたいことが確実に伝わるものと思います。半期で予定していた内容を集約、割愛することも検討する必要があります。
一つのテーマでも15分~30分ごとくらいにブレイクタイム的に「豆知識」コーナーを挟んだりすると飽きずに見てくれるようです。
講義づくりと同じくらい大切と思われるのが質問や意見の収集とそれに対するレスポンスだとつくづく思います。
毎回ひとりひとりの寄稿に対して少しでもいいので言葉を返すことで15回でずいぶん互いの信頼関係と想いが深まったと感じています。それはそのまま講義づくりの改善、パワーアップに繋がっていきました。(回が進むにつれて具体的な講義の工夫点を進言して下さる方が増えていきました。)
また、通信環境や他の講義の課題進捗状況などについて時々一斉メールや、一度困ったことを寄せて下さった方には個人メールなどもお送りしてより良い手段をいっしょに考えることもしました。
CLEだけではアクセスが集中したときに通信が不安定になることもあるので、代替手段を用意するのも一工夫です。わたくしの場合はMicrosoft One DriveにもCLEに掲載したものと同じ講義動画をアップして、よりサクサク視聴出来る方を使ってもらうようにしたら、「CLEではダメだったがMicrosoft One Driveでは視聴出来た」という方もいらっしゃいました。途中からは一括ファイルに加えてファイルを分割して載せることで、安定視聴やダウンロードの中断解消にも対応しました。
その他、収録場所を意図的に時々変えることで自他共に気分をリフレッシュできたり、学生さんにこちら側の苦労努力が伝わってねぎらいのお言葉をいただいたりもしました。
長くなって申し訳ありません。ほかにも工夫点はたくさんありますが、よろしければ個別にもお尋ね下さい。