変化を導くリーダーを育成

イノベーションのためのパトス・ロゴス・エトス

イノベーションのためのパトス・ロゴス・エトスとは?

より良い社会のためにイノベーションを起こすという強い意志を持ち、周囲を鼓舞して変化を導くことのできるリーダーを育成することを目指します。

目的と概要

本授業は、2030~2050年という激動する時代において、より良い社会のためにイノベーションを起こすという強い意志を持ち、周囲を鼓舞して変化を導くことのできるリーダーを育成するために存在しています。

具体的には、人間の進歩である人類史、未来を照らす学問のあり方、イノベーションを起こした人物、イノベーションの意義、人口知能やIoTなどのテクノロジーを利用した生活・産業・社会のゆくえ、などを題材にしながら、以下の力を持った学生を育成することを目指します。

  • 社会を刷新したいという「志」
  • 未来創造に必要な領域横断的な「知識」
  • パトス、ロゴス、エトスによる、他者の共感を得て説得するための「弁論術」

学習目標

  • 2030~2050年の社会の変化を予測するために必要な情報を、能動的に収集・読解・解釈することができる。(知識・理解)
  • 社会の変化を予測し、イノベーションを起こすための論理的な提案が、口頭ならびに文書で表現できる。(思考・判断、技能・表現)
  • 異なる立場や利害関係を持つ他者に対し、共感を得ながら説得をすることができる。(技能・表現、態度)
  • 集団の中での自己と他者の価値を正しく理解することができる。(思考・判断)
  • 集団の中で自己の価値を発揮し、他者の価値を引き出し、場に貢献できる(意欲・関心・態度)。

12回の内容

開講時間:18時から21時10分(途中10分間の休憩があります)

第1回:イノベーションの世界史
人類はどのようにイノベーションを起こしてきたのか?
第2回:オリエンテーションとチームビルディング
パトス・ロゴス・エトスとは何か?イノベーションとは何か?
第3〜4回:テーマⅠ
日本人はどのようにイノベーションを起こしてきたのか?
第5〜6回:テーマⅡ
世界の企業はどのようにイノベーションを起こそうとしているのか?
第7回:中間振り返り
これまでの自らの学習は良質なものだったか?
第8回:テーマⅢ
大阪大学や阪大生はイノベーションにどれだけ貢献してきたのか?
第9〜10回:テーマⅣ
学問はイノベーションにどれだけ貢献できるのか?
第11〜12回:テーマⅤ
何のためのイノベーションか?
第13〜14回:テーマⅥ
私たちはどのような未来を創造するのか?
第15回:最終振り返り
学んだことは何か、学んだことを使ってどのように未来を創造するのか?

対象

学部生(1,2,3,4,5,6年)

講師

  • 松行 輝昌

教員からのメッセージ

人社系、理工系、医療・生命系の枠を越えて、未来を創造したい人、あるいは未来を創造する使命を感じている人たちに受講してもらいたい授業です。きっと、あなたの価値観・人生観・職業観・未来観を大きく変える場になるはずです。教室で会えることを楽しみにしています。

本授業を担当するのは、①第一線の企業で働く佐藤文亮氏(ゲスト講師)、②経済学とアントレプレナーシップを専門とする松行、③教育学を専門とする佐藤浩章が担当します。ビジネス界とアカデミック界のコラボレーションにより行われる、新しく実験的な教養教育です。

社会にイノベーションを起こせる人材というのは、社会に価値を与える人です。そのため、受講生には、授業においても「Taker」として誰かから教えてもらうだけではなく、「Giver」として自ら学んだ知識・教養を生かして場に貢献することを求めます。よって、自分がどんな価値を得られるかだけではなく、どんな価値を他の受講生や教員に与えることが出来るのか、という気持ちで受講してください。

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授業の様子