- 2020年08月31日〜09月01日
- 各日10時00分〜18時00分(オフラインでの個人作業時間を含む)
-
オンライン
詳細はお申込み頂いた方にご連絡差し上げます。
概要
今学期初めてオンライン授業を実施することとなった方も多いと思います。
対面授業をどのようにオンライン授業に移行していけば良いのか?オンライン授業と対面授業をどのように組み合わせたら良いのか?今回の授業づくりワークショップでは、通常の内容に加え、オンライン時代の授業づくりを検討します。
本ワークショップでは、2日間で学習者中心の授業の設計方法を学んだうえで、ご自身のシラバスや授業のブラッシュアップを行います。ワークショップの講師や他の教員からのフィードバックを受け、同じ悩みや不安を抱えた教員と改善のアイディアを練ることで、授業のさらなる質向上を目指します。
単発で開催されているシラバス作成法、講義法、アクティブラーニング、学習評価について、集中的に学ぶことができるという点が特長です。
多様な専門分野の方が揃っている大阪大学の環境を活かして、異分野の方々と、より良い授業について一緒に考えてみませんか?ぜひ皆様のご参加をお待ちしています。
目的
学生の学習を促すために、よりよい授業のデザイン方法と基本的な授業方法を身につける。
到達目標
- 適切に授業目的・目標を設定できる。
- 自学自習を促すシラバスを書くことができる。
- 様々な授業方法の中から、目的・目標にあったものを選択できる。
- 様々な学習評価方法の中から、目的・目標にあったものを選択できる。
- アクティブラーニングを促す教育技法を、自らの授業で導入することができる。
- 継続的な授業改善に必要な部局・機関を超えた人的ネットワークを構築する。
新任教員研修プログラム区分
教育能力開発プログラム
対象
これから授業を担当する教員、すでに授業経験のある教員でシラバスと授業方法を改善したい教員
参加費
無料
* 1日目終了後の交流会(任意)の費用は実費をご負担いただきます。
今回は交流会の開催を予定していません。
定員
16名(先着順)
アクセス
未定
内容
- 事前課題
*動画教材を視聴(シラバスの書き方)した上で、シラバスを修正する
*「5分でわかる〇〇講義」(動画)を用意する(アップロードの方法等は別途お伝えします)
事前課題の詳細は、申込締切後に参加者にご連絡いたします。
- 1日目(10:00~18:00)
* オープニング (研修の目的・目標の確認/スタッフ紹介とお願い)
* アイスブレーキング (参加者自己紹介/緊張緩和のためのグループワーク)
* ミニ講義(何が学生の学びを促進させるのか/シラバス/コースデザイン/様々な授業方法/クラスデザイン)
* ワーク(目標の設定/シラバスのブラッシュアップ/グラフィックシラバスの作成)
* 交流会【18:00〜任意参加】
- 研修時間外学習
* シラバスのブラッシュアップ/ミニ授業計画書の作成/ミニ授業の準備
- 2日目(10:00~18:00)
* ミニ講義(学習評価/ルーブリック)
* ワーク(ルーブリックの作成/ミニ授業の練習/ミニ授業/自己への応用)
* クロージング(ふりかえり/修了証授与)
お知らせ
- オンライン(Zoom)で開催する予定です。詳細はお申込み頂いた方にご連絡差し上げます。
- ご参加にあたって最新版にアップデートされたZoomのアプリのダウンロードをお願いします。
- 2018年度以前に実施されていた「コースデザインワークショップ」と同一内容です。
- 改善したいシラバスをご準備ください。科目を複数担当されている方は、最も改善したいシラバスをご用意くださいください。
- 全課程修了後に修了証が授与されます。
- 通し研修となりますので、途中からの参加・退出はご遠慮いただいています。
- 本ワークショップは、新任教員研修プログラムの一環【教育能力開発】(20時間相当)としても開催されますが、全教員の皆様に参加頂ける内容となっております。
講師
-
佐藤 浩章
東京大学大学総合教育研究センター 教授
佐藤 浩章
Hiroaki Sato 東京大学大学総合教育研究センター
教授
- 経歴
-
1997年北海道大学大学院教育学研究科・修士課程修了,2002年北海道大学大学院教育学研究科・博士後期課程単位取得退学。博士(教育学)。
同年4月より愛媛大学大学教育総合センター教育システム開発部講師・准教授、教育・学生支援機構教育企画室准教授・副室長、2013年10月より大阪大学全学教育推進機構・准教授、教育学習支援センター副センター長を経て、2016年6月より現職。この間、ポートランド州立大学客員研究員、キングスカレッジロンドン客員研究フェロー、名古屋大学客員准教授、北海道大学客員准教授、国立教育政策研究所高等教育研究部客員研究員、大正大学客員教授・顧問、愛媛大学客員教授、近畿大学客員教授を歴任。専門は高等教育開発。
著書等に、『看護教員のための問題と解説で学ぶ教育設計力トレーニング』(2023、監修)、『大学教員の能力開発研究』(2023、単著)、『看護教員のための問題と解説で学ぶ教育評価力トレーニング』(2022、監修)、『高校教員のための探究学習入門』(2021、単著)、『授業改善 (シリーズ 大学の教授法6)』(2021、共編著)、『講義法 (シリーズ 大学の教授法2)』(2017、編著)、『大学のFD Q&A』(2016、編著)、『大学生の主体性を促すカリキュラム・デザイン』(2016、編集代表)等。
- 資格等
-
博士(教育学,北海道大学)、高等学校教諭専修免許状(公民)
- 自己紹介
-
大阪大学の学生の学びと成長のために、ミクロ(授業)・ミドル(カリキュラム/教育プログラム)・マクロ(組織・機関)レベルの教育改革の取り組みを支援します。
その際、現場のニーズをしっかり分析した上で、ファカルティ・ディベロッパーとしての経験と専門的知見に基づき、クライアントと共同して課題解決に取り組むよう心がけています。
各種研修においては、一方的なレクチャー形式ではなく、個別・ペア・グループワークを取り入れ、参加型の研修にするよう努めています。
また、授業・研究室運営、学部・学科の教育課題に関わる個別のご相談にも対応いたします。
お気軽に当サイトのお問い合わせフォームでご連絡ください。
▼個人のWebサイト
http://hiroakisato.com/wp/
-
根岸 千悠
Chiharu Negishi 京都外国語大学
講師
- 経歴
-
千葉大学大学院人文社会科学研究科公共研究専攻単位修得退学。
2013年大阪大学教育学習支援センター 特任研究員になり、大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部 特任研究員、特任助教を経て、現在、京都外国語大学 講師。2022年4月から大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部 招へい教員。
-
浦田 悠
Yu Urata 全学教育推進機構 教育学習支援部
准教授
- 経歴
-
京都大学大学院教育学研究科・博士課程修了。
2023年8月より現職。
専門は生涯発達心理学,ポジティブ心理学,ICT活用教育。
- 資格等
-
博士(教育学,京都大学)
- 自己紹介
-
これまで青年期の人生の意味への問いに関心を持ってきましたが,最近はポジティブ心理学に基づいた教育実践なども試みています。
現職ではICTを用いた学習環境の整備を軸として,教育学習支援に係わる業務を担当しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
-
村上 正行
Masayuki Murakami 全学教育推進機構 教育学習支援部・教授
- 経歴
-
1997年京都大学総合人間学部卒業、1999年同大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了、2002年同大学大学院情報学研究科知能情報学専攻博士課程指導認定退学。博士(情報学)(2005年9月)。
2002年4月より京都外国語大学外国語学部講師、マルチメディア教育研究センター講師、准教授、教授などを経て、2019年4月より現職。
専門は教育工学・大学教育学。
- 資格等
-
博士(情報学)(京都大学 2005年)
中学校教諭一種免許状(数学)、高等学校教諭一種免許状(数学)
- 自己紹介
-
大学教育を対象として、授業改善を支援するための教育データ分析や授業映像分析、ICTやソーシャルメディアを活用した授業実践、ラーニングコモンズなどの学習環境のデザインや運用、評価に関する研究をしてきました。
教育学習支援部の一員として、大阪大学の教育・研究の発展のために、先生方の教育改善に関わる支援、大学院生への研修などに関わっていきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
過去の参加者の声
参加者の声
他の先生の授業を拝見する機会はなかなかないので、とても勉強になりました。授業のやり方をアドバイスしあったことはもちろん、知的好奇心を刺激され、「学ぶ」と言うことの楽しさを再認識できました。
すべてが新鮮で、大変参考になりました!特に成績評価の透明性と言いますか、基準や根拠を明確に提示することで学生や教員の不満や負担の軽減、信頼関係の構築に有益だと感じました。また、自分がいかに教育に関して無知だったのかを実感できました!
セミナーとそれに関連する資料のアップなど、オンライン授業のあるべき姿自体を提示していただきました。これで無料とは感激です。
ランチタイムに他の先生方と、コロナ禍のオンライン授業の状況について情報交換できたのも有益でした。 偶然見つけたワークショップでしたが、とても救われました。
ワークショップに向けたパワーポイントを作るのに時間がかかりすぎてしまい、少し余裕が欲しかった。